ウールの特性

最近、背広の特性について何人かのお客様とお話する機会がありました。

ウールと化繊混紡の背広について
 まず、ウールの背広は、ハンガーに掛けておけば復元します。
ウールは、ハンガーに掛けておけば次の日には、ある程度復元してシワなどが戻る特性があるのです。だから1日着たら丁寧に洋服のブラシでやさしく、1度下からブラッシングして、次に上からやさしくブラッシングをして1日の汚れや疲れを取ってあげて毛並みを揃えてあげて下さい。

次の日には、気持ちよく仕事に励めますよ!

次に化繊混紡の背広についてですが、ズボンなどの折り目が洗っても消えないのです。このように、化繊の特性として1度、シワが出来てしまうと消えることは困難です。背中などにシワができてしまうと消えなくなるので毎日着るのでは、なく、少しづつ休めて着ることをおすすめします。しかしながら長期の出張などで使い勝手が良いので汚れても安心して着ることが出来ますのでおすすめです。

背広は、1シーズン何着かで使い分けして使用して下さい。

それと、もう1つ化繊混紡のズボンに折り目加工をして下さいと言う要望がたまにあります。それは、必要ありません。

何故なら、先ほど申し上げた通り、化繊には、シワが消えない特性がありますので、折り目加工を進められても何の意味もありません。もう消えないのですから
無駄な料金を払う必要は、ありません。

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